うつ病の症状と向き合おう【ストレス社会による弊害】

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病を受け入れて付き合う

看護師

落ち着いて対策を考える

うつ病の治療は、頑張りすぎて疲れてしまった精神を休ませてあげる時間だと考えることが大事です。うつは強いストレスを受けた自分の態勢を立て直すための、一種の適応反応の側面もあります。たとえば、仕事で失敗した時に、落ち込んであれこれと考えてしまうということは、自分の至らなさを反省して次にどう振舞えば失敗しないかを考える機会でもあります。うつ病は苦しいものですが、次へ進むための心の準備期間だと考え、治療にのぞむことが重要です。誰しも最初は病気になったことを認めたくないものですが、少しずつ受け入れられる日がやってきます。また、きちんとした治療を受けるためには、専門の医師に診てもらうことが第一歩になります。相性が合わない、信頼できないと感じれば、別の医師を訪ねて納得いく医師をみつけることが大事です。ただし、治療開始前に変更することが大事で、効果の面から見ても本格的にスタートしてからドクターショッピングをしないようにします。診療は精神科と心療内科で行っていますが、子どもの場合は大人よりも診断が難しいものです。特有の症状や、それに伴う対処法などもありますので、児童精神科や思春期外来など、心理相談を行っている施設で診てもらうことが大事です。そして、きちんとして治療を受けたとしても、うつの症状はなかなか良くならないこともあります。こんなことを続けてもムダだとすぐに投げ出してしまっては、良くなる可能性を捨ててしまうことになります。悲観するよりも、主治医や周囲の人と一緒に症状が良くなる道を探っていくことが大事です。加えて、病気は再発することもありますので、治療の際には主治医を決め、心のかかりつけ医として何でも相談できるような関係を築いておくことが大切になります。うつ病から回復すると、これまでの仕事の遅れを取り戻そうとして無理をしてしまい、病気を再発してしまうケースも多いです。度重なる再発を防ぐためにも、医師と相談しながら治療をし、回復後も無理をしない生活を心がけることが重要です。さらに、治療が長期化すると心配という人も中にはいます。しかし、治りにくく、再発することもあるというだけで、重い症状が永久に続くわけではありません。元気を取り戻して、落ち着いた気分ですごせる日も増えてきますし、学校へ行く、人に会うなど社会生活を送ることは十分に可能です。焦らずに病気をコントロールしながら暮らしていくことが重要になります。